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ついに最後になりました、第四話テキストコメンタリーです。
全編を観終わっての感想はいかがだったでしょうか?
今回は最後なので作品全体の総括的なところも語ってみたいと思います。
内容としては、森のお祭り、
そしてポーに会いに行くクライマックスの二つの山場があり、
冒頭のシーンで窓から吹き込む風には、かすかな気配が混じっています。
第四話の序盤では、この森から届く風が一つのポイントになっているので、
その音の変化に耳を傾けてみてください。
ポーの家でテムが「ろうそくが無い」と言うのは、
テムが今までにポーにあげていた沢山のろうそくが
家の中に見当たらないという意味です。
この第四話は夏のはじめにポーと出会ってからしばらく経ち、
一夏が終わるくらいの時期のお話ということになっています。
第二話でテムがかごに沢山ろうそくを入れて持っていたように、
これまでテムはポーに会いに行く度に
ろうそくをポーに持って行ってあげていたのです。
森の中でテムは、いくつもドアや窓を見つけますが、
これはこの後出てくる森の住人達の存在を予感させる為のものです。
ここで、そのドアや窓らがろうそくに照らされているということを
ちょっと覚えておいてください。
この第四話ではアニメパートが多いので、
その分挿絵パートは随分短めですね。
この作品の半分以上を占める挿絵パートですが、
大学院の修了制作として形にしたときは色もついていなかったし
もっと少ない線で描かれていました。
しかしそれでは画面全体に余白が多すぎて、
間が持っていなかったので
その後の修正作業で全てのカットを描き直すことにしました。
インクとペンで描くスタイルも慣れるまでに時間が必要でしたが、
たくさん描くうちに段々コツを掴めてきて、
少しずつ絵が様になるようになっていったのを感じました。
色をつけたことも視覚を楽しませるために良かったと思います。
これらの作業を経て、一定の時間観客を画面に集中させるためには
画面の中の密度というものがとても重要なんだと
改めて感じる事になりました。