第二話テキストコメンタリー

第二話テキストコメンタリー

 

二度めまして。
今回は第二話「ペスカのレストラン」のテキストコメンタリーです。
このお話はずばり、美味しそうな料理のシーンを
描いてみたくて作ったお話です。
単純な動機ですみません。
でも思わずよだれが出ちゃうような美味しそうな料理が出てくる作品って
それだけで魅力的だと思いませんか?
では今回も作品冒頭からざっくり順を追って観て行きましょう。

1.ナタリとペスカ

ポーの住む森には他にもたくさんの住民がいます。
作中ではそこまで描けませんでしたが、
皆それぞれに自分の得意なことを活かした仕事をしており、
お互いに助けあって暮らしているという設定です。
このお話で出てくるナタリとペスカは

一緒に森のレストランをやっています。

ナタリは少しイタズラでおしゃまな性格というんでしょうか。
でも根は素直で働き者です。
体がとってもちっちゃいのでレストランの中には
そこら中にナタリ用のハシゴが用意されています。
ペスカはおおらかで皆のお母さん的存在で、
料理をするのも食べるのも大好きです。
料理が得意なのはペスカで

ナタリはアシスタント的なことをしています。

 

しかしナタリもペスカも初期のイメージとは
ずいぶん変ったものだなと思います。
初期のナタリはもっと謎めいていて、無口で小動物的な感じ・・・
って、あれ?ポーとかぶってない?魅力を打ち消し合っているような・・・

 


これはいけない!

路線を変更しなければ。逆に他にはいないポジションはどうだろう。
そうだ、気の強いキャラがまるでいない。
皆まろやかな性格してるから、ナタリはちょっとおてんばな感じにしよう。
ついでに萌えキャラにしよう。
と思った結果だったかどうだったか記憶が定かではありませんが、
ナタリはそれまでの路線から一転、
ちょっとツンデレキャラになったのでした。

 


まあそんなツンツンも、おてんばなこともしていないんですが、
ナタリの声のツンデレキャラっぷりは凄いなと思います。
声優さんの力って凄いです。

 


一方ペスカはというと、初期のイメージでは
美味しいものに目がない食いしん坊という性格付けが強く、
性別も男でした。

 


ナタリの性格を変えたタイミングで、
ペスカもそれまでのおっとりとしたイメージから
おおらかなお母さんの様な性格に変更しました。

見た目も性格もまるで違うのに、
何故二人をペアにしたかはすっかり忘れてしまいましたが、
今にしてみると妙にしっくりくるというか、
キャラクター同士の関係性に深みを出してくれているような気がします。

 

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